性感染症として有名なクラミジアについての情報を掲載しています。

性病科の医師

AIDの実施に男女共にクラミジアや梅毒と肝炎の検査

人工授精は、子宮腔内精子注入法とも呼ばれ、精子を子宮口から子宮腔内に注入する人工的な受精方法であり、注入された精子は腹腔側の卵管開口部である卵管膨大部まで進み自然に授精します。
体外受精通は、精子注入から授精するまでの行程を体外で行います。人工授精には、AIHと呼ばれる夫の精子を用いる配偶者間人工授精とAIDと呼ばれる非配偶者間人工授精があります。
AIDは、夫の精巣の機能障害などで精子が全くない場合に認められる医療であり、他人の精子を使って生命を誕生させる事に対する倫理的な問題点や宗教的な問題点、法整備の遅れなどが指摘されています。
AIDを実施するには、男性の精子の量や濃度、女性の排卵障害や卵管異常などの事前検査に加えて、男性の血液や精液による感染やAIDの処置による感染リスクがあるので、特にクラミジアや梅毒、ヘルペス、HIV、C型肝炎、B型肝炎のAIDに備えた定期的な検査受ける必要があります。
現在は、通信販売で購入出来る検査キットで確認出来ますが、専門の医療機関の高度な検査を受けるべきです。
クラミジアは、細菌の様にDNAとRNAを持ち感染した細胞内でウイルスの様に増殖するクラミジア・トラコマチスが病原菌であり、卵管性不妊症の原因となったり、男性女性ともに自覚症状が無い為に垂直感染を引き起こし、新生児が封入体結膜炎や無熱性肺炎、痙攣性咳嗽などの疾患を発症するケースもあります。
ヘルペスも、クラミジアと同様に自覚症状が少なく垂直感染を引き起こし、肝脾腫や髄膜脳炎、水頭症、心筋炎などを発症するリスクがあります。
又、梅毒トレポネーマによる垂直感染も、リンパ節腫脹や聴覚障害、骨疾患、ぶどう膜炎などの疾患を発症するリスクがあります。